スマホ育児の一番の問題はスマホではなく、子どもへの関心が少ない親だ

今や当たり前になったスマートフォン(以下、「スマホ」)。中でも滋賀県は、スマホ普及率が全国1位です(総務省「平成26年全国消費実態調査」)。

そのような情勢の中、子育てにスマホを活用しているパパやママが少なくないと思います。

何かか困った時にすぐに検索できたり、記録を残せるスマホは子育ての強い味方で、私もよくスマホを活用します。

育児にスマホを利用することに関しては賛否両論ありますが、あなたはどう考えますか。

今回は、子どもとスマホの関係について考えてみたいと思います。

「スマホ育児」や「スマホ子守り」とは

スマホやタブレットを子育てに活用することを意味するのですが、マイナスのイメージで使われることが多い言葉です。

スマホをただ子どもに与えておくだけという意味の「スマ放置」なんて言葉もあるそうです。

子どもにスマホを与えて遊ばせておき、その間は親が自分の時間を過ごすという意味で使われることが多いのですが、広い意味では、親がスマホを操作しながら育児を行うことも含まれます。

スマホ子守りに否定的な意見が多い中、スマホを育児に活用する親は増え続けているのが現状です。子育て用のアプリが日に日に増えているのがその証拠です。

子育てにスマホを活用するメリット、デメリット

先ほど、スマホを育児に利用することについては、賛否両論あるといいました。

主なメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

1.ぐずったり、泣いていてもスマホを見せると落ち着く

ピカピカ光る映像や楽しい音楽、触ると動く画面に、子どもは興味津々。

グズってきたなと思った時に、お気に入りの動画を見せることで、子どもは泣くことを忘れてスマホに夢中。お気に入りの動画だと、すぐにご機嫌になってくれる子も多いです。

2.親は他のことに時間が使える

スマホを見せておくと、子どもは夢中になり、大人しくしていてくれます。

スマホがなければ、抱っこしてあやしていなければいけない時間に手が離れるため、その間に家事をしたり、自分のことができます。

3.外出時の荷物を減らすことができる

外出中に何があっても対応できるよう着替えやミルク、オムツ等々を持たなくてはいけないので、子どもとのお出かけは荷物が多くなります。

その上、ぱんぱんのカバンに数種類のおもちゃを持とうと思うと大変。

でも、スマホが1台あれば1つの遊びに飽きてしまってもすぐに違うおもちゃとして使うことができますので、荷物が少なくなります。

4.予防接種や検診のスケジュール管理が簡単

子どもは何種類もの予防接種を受けに行かなければいけません。

予防接種の種類によっても受ける回数や間隔が違うため、全てを覚えておくのは大変です。

そんな時に使える便利なアプリがたくさん出ているので、活用しているパパやママも多いはずです。

5.育児の疑問をすぐ調べられる

スマホはパソコンと違い、元運びがしやすく片手で簡単に操作が可能です。

このため、赤ちゃんを抱っこしてあやしながら、泣いている原因や晩ご飯のメニューをスマホをで検索することができます。

デメリット

1.視力の成長を妨げる

赤ちゃんの視力は未完成のまま生まれてきます。ちなみに、新生児の視力は0.01〜0.02です。

そこから3歳までの間に、すごい勢いで成長し、その後も15歳頃までは発達を続け、大人と同じ視力になります。

この大切な時期に、長時間小さな画面を集中して見続けることで視力の発育を妨げてしまうのです。

小児期を過ぎれば、自力での視力の発育はほとんど望めません。

だからこの時期に、しっかりと視力を伸ばしてあげることが重要なのです。

子どもは、「見えにくい」ということを伝えられないため、視力の発達の遅れを発見するのが遅れてしまいます。

手遅れにならないように、子どもの視力には十分気を付けてあげてください。

別記事で視力の発達が弱い小児の弱視についても書いていますので、ご覧ください。)

2.ブルーライトによる日内リズムの乱れ

人は朝に光を感じて覚醒し、昼は活動を促すホルモンが出ます。暗くなるとメラトニンというホルモンが分泌され、休息モードに入ります。この時に成長ホルモンも分泌されるといわれています。

これが日内リズムです。

生まれたての赤ちゃんはまだ日内リズムは整っておらず、昼夜を問わず寝たり起きたりを繰り返しますが、生後半年〜1年でリズムが整ってくるといわれています。

この時期に本来、昼間の光に多く含まれているブルーライトを、スマホやPCで何度も浴びることで、赤ちゃんは、いつが昼でいつが夜なのかが区別しにくくなり、日内リズムが整わず乱れてしまいます。

3.依存性、中毒性の高さ

子どもは、お気に入りのおもちゃでとことん遊ぼうとし、それ以外のものには興味を示さなくなります。

さらに、大人が使っているものにも強い関心を示します。

子どもの前でスマホばかり見ていることはありませんか?

スマホは子どもの興味を引く機能が盛りだくさんですので、1度おもしろさを身につけてしまうと常にスマホを欲しがり、なかなか他のおもちゃへと移行しにくくなります。

大人でもスマホ依存症の人はいますが、子どもはその何倍もスマホ依存、スマホ中毒になるリスクが高いのです。

4.サイレントベビーになりやすい環境になる

親がスマホに夢中になっていると、子どもは「ママやパパは自分に関心がない」と認識し、自分の意思を伝えることをやめてしまいます。

するとコミュニケーション能力の発達に遅れが生じ、言葉の発達だけでなく、心の発達までも遅れてしまうともいわれています。

発語が無い又は極端に少ない、人とどのように接すればいいのか分からない、挨拶や返事がスムーズに出来ずいつも黙っている、表情の変化が乏しいといったことにもつながる可能性があります。

一旦、心の発達の遅れてしまうと取り戻すために、とても長い時間がかかるといわれています。

5.電磁波

スマホは常にネット接続されており、電波が飛び続け電磁波を出しています。

小さい頃は聴覚をつかさどる神経細胞が発達する段階なので、大人より影響が大きいということは否定できません。

すぐに何か障害が出るというわけではなく電磁波のことをものすごく恐れる必要はありませんが、影響が皆無ではないことを意識し注意しなくてはなりません。

ヨーロッパでは、携帯電話を子どもの耳の近くで使わないようにと勧告を出している所もあるそうです。

まとめ

お気付きですか?

育児にスマホを活用するメリットは、ほとんどが親に対するもの。

一方、デメリットは子どもに対するものばかりです。

しかし、デメリットのほとんどは長時間また長期間スマホに頼りっぱなしにしていた時に起こるリスクです。

スマホは、適度に上手に活用すれば、子育ての強い味方になってくれることは確かです。

スマホ子守りはいけないという意見は多いですが、それはスマホに限ったことではありません。

DVDやゲームでも同じようなことが言えます。

一番の問題は、子どもへの関心が薄れ、親子のふれあいが減ることがなのです。

画面ばかり見るのではなくて、しっかりと子どもを見てあげてください。子どももスマホをずっと見ているよりもパパやママと一緒に遊ぶ方がいいと思っているはずです。

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