腰痛だけじゃない!妊婦中に起こる股関節痛・恥骨痛とは?

妊娠すると「腰が痛い」というのはよく聞きますよね。

ドラマなどでも、妊婦さんが腰をさすってもらうシーンなどはよく見かけます。

しかし、多くの妊婦さんは様々な場所に痛みを感じているのです。

半数以上の妊婦さんは、痛みの程度や部位に個人差はありますが、腰以外の骨盤周りにも痛みを感じるといわれています。

今回は、「恥骨痛」と足の付け根に痛みを感じる「股関節痛」についてお伝えしたいと思います。

なぜ、恥骨痛や股関節痛は起こるのか

股関節や恥骨の痛みの原因にはいくつかあり、妊娠周期によっても異なります。

妊娠初期(妊娠2ヶ月〜4ヶ月)

まだお腹もさほど大きくなっていないこの時期ですが、痛みを感じ始める妊婦さんもいます。

妊娠初期の痛みの原因は、妊娠によって分泌されるホルモンが影響していると考えられています。

妊娠するとリラキシンというホルモンの分泌が始まります。

リラキシンには、出産に向けて、骨盤周りの筋肉を緩める働きがあります。

そのため骨盤が歪みやすくなり、痛みを感じることがあるのです。

リラキシンは妊娠初期と後期にたくさん分泌されるといわれています。

妊娠中期(妊娠5ヶ月〜7ヶ月)

この時期は、お腹が少しずつ目立ってくる時期です。

大きくなるお腹を支えようと、前傾姿勢(猫背)になってしまいがちです。

前傾姿勢は骨盤への負担が大きくなり、骨盤がゆがむ原因になります。

また、妊娠中期は体調が落ち着いてくる時期であり、ついつい無理をしてしまうことも、痛みが発生しやすい原因になります。

妊娠後期(妊娠8ヶ月〜10ヶ月)

お腹はますます大きくなっています。

大きくなった子宮が骨盤を圧迫し、体重増加に伴い骨盤への負担が増え、先程お伝えしたリラキシンの分泌も増えて骨盤を支える筋肉が緩みます。

妊娠後期が、股関節や恥骨に痛みを感じる妊婦さんが最も多くなる時期です。

痛みへの対策

1.姿勢に注意する

猫背になると、骨盤にお腹と上半身の重みが集中してしまいます。

背筋を伸ばし、少し足を広げて骨盤を立てるようなイメージの姿勢を心がけることで、お腹や上半身の重さを分散することができます。

2.座り方に注意する

床に直接座るよりは、椅子やソファーに座った方が良いです。

この時も背筋を伸ばして、深めに腰掛けましょう。

足を組んだり、背中を丸めておへそが上を向くような座りかたはNGです。

直接床に座る場合は、正座かあぐらで座りましょう。

お姉さん座りやぺたんこ座りを呼ばれる座り方は、骨盤が歪む原因になりますので避けてください。

長時間座っているのもよくありません。

時々立ち上がったり、少し歩いたりするように心がけましょう。

3.ストレッチを行う

ストレッチを行う際は、呼吸を止めないように注意しましょう。

また痛みの強い時は、無理しないようにしてください。

安産体操や骨盤体操などの教室に行ってみるのもいいですし、マタニティヨガやマタニティビクスなども良いと思います。

4.ウォーキングをする

妊娠中は激しい運動はできませんが、適度な運動習慣を持つことは大切です。

オススメはウォーキングです。

つわりで辛い時期や安静指示が出ている場合を除いて、毎日続けることで、骨盤周りの筋肉を鍛えることができ、体重の急激な増加も抑えられるので、痛みの予防につながります。

5.骨盤ベルトの活用

ベルトで骨盤が開きすぎないように固定すると、痛みが和らぐこともあります。

また下腹部からお腹を持ち上げるようなベルトを使って、骨盤にかかるお腹の重みを軽減することで痛みが和らぐこともあります。

6.マッサージや整体を検討してみる

いろいろ試してみても痛みが強い時は、整体やマッサージに行くのも1つの方法です。

ただし、必ず主治医に相談し、施術を受ける許可が出た場合に試してみるようにしましょう。

股関節痛や恥骨痛があると、普段通りに生活するだけでも辛いですよね。

日頃から、痛みが出ないよう予防を心がけたり、痛みがある場合でも悪化させないための対策が重要です。

この痛みは赤ちゃんが生まれてくるための準備だと思って、上手く対応しながら乗り越えていきましょう。

スポンサーリンク
レクタリング(大)
レクタリング(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタリング(大)