妊娠時の花粉症対策は普段と一緒ではダメ。妊婦に勧めたい対策10選

寒い冬も終盤になり、ぽかぽかと暖かい季節が近づいてくると嬉しくなってきますが、春は花粉症の人には辛い季節でもあります。

特に妊娠中は、今までと同じ様に対策していていいのか心配になりますよね?

また、妊娠をきっかけに花粉症を発症したり症状が悪化したという話も聞きますので、他人事ではないかもしれません。

今回は、妊娠中の花粉症についてお伝えしていきたいと思います。

花粉症はなぜ起こるのか

日本人の約25%もの人が、花粉症だといわれており、誰にでも起こりうる決して珍しくない病気の1つです。

花粉症は、植物の花粉が目や鼻や喉などの粘膜に付着し、かゆみや鼻水、くしゃみなどを引き起こすアレルギー性鼻炎の1種です。

様々な種類の花粉がありますが、どの花粉が原因物質(アレルゲン)になるかは人それぞれです。

花粉症は、体内の免疫システムの誤作動が原因であるといわれています。

本来花粉は人体には無害なのですが、体の中に入ってきた花粉を有害であると認識すると「IgE抗体」を作り花粉を退治しようとします。

この抗体が過剰になると花粉症の症状を発症してしまうのです。

IgE抗体は体内に蓄積されるため、毎年花粉に触れているうちに抗体は増え、一定量を超えると花粉症を発症するといわれています。

なぜ妊娠すると花粉症を発症したり悪化したりするのか

妊娠すると、体内で分泌されるホルモンの種類や量が急激に変化します。そのため自律神経が乱れます。

自律神経の乱れは体の免疫システムにも大きく影響し、花粉症の症状を助長することがあるといわれています。

また、妊娠すると、体内に水分を留めようとする働きがあり、血液中の水分量は増加します。

体内の水分量が増えると鼻や喉などの粘膜がデリケートになり、花粉が付着すると過敏に反応しやすくなることがあります。

まだはっきりとした原因はわかっていないのですが、この様なことが原因で、花粉症を発症したり症状悪化につながるとされています。

花粉症は赤ちゃんに影響があるのか?

ママが花粉症であっても、基本的に赤ちゃんへの影響はほとんどありません。

ただ、頻繁にくしゃみをすることで腹圧がかかります。

くしゃみによる腹圧で流産や早産になるというのは考えにくいですが、もともと切迫流産や切迫早産の診断を受けている人は、産科の主治医に1度相談してみてください。

花粉症が遺伝するという説もありますが、必ずしもそうではありません。それほど気にすることはないでしょう。

妊娠中のママに起こりやすい症状

花粉症の症状は元々辛いのですが妊婦さん特有の症状も出てきます。

腹痛やお腹の張り

妊娠中はくしゃみや鼻をかむ際の腹圧で、腹痛やお腹の張りを感じやすくなります。

お腹の張りは、安静にしていて治るようでしたら問題ありませんが、定期的に強くなるようなら産科に相談してください。

頻尿や尿漏れ

妊娠すると、出産の準備のために骨盤周囲の筋力が緩んだり、子宮に膀胱が圧迫されて尿意を感じやすくなり、尿漏れも起きやすくなるのですが、そこ頻回に腹圧がかかることで、さらに症状が悪化する可能性があります。

鼻血

妊娠すると赤ちゃんに酸素や栄養を届けるために、ママの血液量は増加します。

また、妊娠を維持させるために血が固まりにくい状態になってます。

妊娠する前に比べて出血しやすい状態なのですが、さらに鼻などの粘膜がデリケートになっていることもわ合わさって、鼻血が出やすくなり、止まりにくくなります。

薬は飲んでもいい?目薬は?

赤ちゃんの成長に影響を及ぼす成分が含まれているものもありますので、市販薬を内服するのは危険です。

特に妊娠初期(15週目まで)は、薬の影響を大きく受けやすい時期ですので、なるべく薬の使用は控えます。

どうしても症状が辛い時は、産科に相談して処方してもらいましょう。

ポララミン(抗ヒスタミン剤)やクラリチン(抗アレルギー剤)、漢方薬などを処方してもらえることもあります。

妊娠中でも飲める薬がありますので、我慢のしすぎは禁物です。

安定期に入ったからといって、自己判断での内服はNG。

必ず医師か薬剤師に妊娠していることを伝えて、安全な薬を使うようにしてください。

目薬は少量ですので、赤ちゃんへの影響は少ないとされています。

点眼の際に目頭を抑えて、目薬の薬効が全身に広がるのを防ぐことをオススメします。

中には、妊娠中の使用を禁止していたり、医師に相談と書かれたものもありますので注意書きをよく読んでから使ってください。

目薬も産科で処方してもらうのが1番安心です。目薬については、別記事でも説明していますので併せてご覧ください。

薬に頼らない花粉症対策10選

生活リズムを整える

生活リズムが乱れると自律神経も乱れます。

自律神経の乱れは免疫力を低下させてしまい、花粉症の症状を悪化させてしまいます。

過労やストレスに注意する

妊娠中は睡眠も十分に取れないことが増え、気づかないうちに疲れがたまってしまうことも。

体力の低下も症状を悪化させてしまいますので、適度な休息とリラックスできる時間をこころがけましょう。

外出時は花粉の付きにくい服装を心がける

ニットなどの素材は花粉が付きやすいためは避け、なるべくツルツルとした素材の服を選びましょう。

また、花粉がつきにくくなる洗剤や柔軟剤、スプレーなどの使用を検討してみるのもいいかもしれません。

マスクやメガネをする

花粉を吸い込まないことが大事。外出時だけでなく、室内でもマスクの着用は有効です。

また目のかゆみを少しでも軽減させるためにメガネの着用も効果があります。

特に普段コンタクトを使っている人は、この時期だけはメガネに変えることをオススメします。

花粉を室内に持ち込まない

帰宅時は、玄関の外で服を叩き、外出時に使っていたマスクは外側を中にして小さくまとめてから入るようにします。

空気清浄機も活用しましょう。

手洗い・うがい

基本中の基本です。

帰宅したらまずは手洗いうがい。花粉症だけでなく、風邪など様々な感染症予防につながります。

洗濯物は部屋干し

洗濯物や布団の外干しは、花粉を付着させて室内に持ち込むことになるのでやめましょう。

洗濯物は室内に干すか、乾燥機を利用し、布団は除菌スプレーや掃除機などを使って清潔にするようにしてください。

乳酸菌を積極的に摂る

乳酸菌を摂取し腸内環境を整えることで、免疫力が高まるといわれています。

ヨーグルトや発酵食品を食べて、乳酸菌を摂りましょう。

ビタミンAを摂る

乳酸菌と同じように、免疫力を高める効果があります。

また細菌などの侵入を防ぐ効果もあるといわれていますので、摂っておきたい栄養素です。

ハーブティーを飲む

花粉症の症状が出る前から飲むことをオススメします。

薬のようにすぐに症状を緩和させる効果は期待できませんが、鼻が通りやすくなったり、リラックス効果も期待できます。

オススメはやっぱり「ルイボスティー」です。

ハーブティーには、子宮収縮を促してしまう等、妊娠中に飲めない種類もありますので、注意してください。詳しくは別記事で説明しているので併せてご覧ください。

まとめ

妊娠すると、ホルモンバランスの変化や自立神経の乱れなどによって体質が変化しやすくなり、花粉症を発症したり、症状が悪化することがあります。

花粉症の対策は、症状が出る前・ひどくなる前から始めるのが効果的です。

なるべく薬に頼らない対策で乗り切りたいですよね。

でもどうしても辛い時は、我慢しすぎず医師や薬剤師に相談して、薬の使用を検討してもいいと思います。

ママにも赤ちゃんにも負担がかかり過ぎないように、花粉症を乗り切りましょう。

スポンサーリンク
レクタリング(大)
レクタリング(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタリング(大)